◆WA・KKAのオリジナル夏の着物「単衣」◆
「夏の着物」は5月下旬から9月頃までの暑い季節に着用します。「単衣(ひとえ)」や「薄物(うすもの)」と呼ばれる裏地の無い着物です。WA・KKAの夏着物は、汗ばむ季節を爽やかに過ごせるよう、素材とデザイン両方にこだわったオリジナル。麻帯や正絹半巾帯との組み合わせに加え、夏の散策には欠かせない日傘とのコーディネートが楽しめます。
夏の着物「浴衣」と「夏着物」の違いって?
日本の夏を彩る和装といえば「浴衣」と「夏着物」。季節の風情をまとう喜びは、夏の古都の体験を一層豊かなものにしてくれますね。
「浴衣」と「夏着物」は、どちらも「単衣(ひとえ)」と呼ばれる裏地のない薄手の着物。大きな違いは、「浴衣」と「夏着物」の起源からくる着用シーン、仕立て、着付け、あわせる帯や履物の違いです。夏の和装をTPOに応じて楽しめるように、ご説明します。
◆起源と着用シーンの違い◆
「浴衣」と「夏着物」の根本的な違いは、その歴史的背景と、現代における着用シーンにあります。
「浴衣」は和服の中で最もカジュアルな「略装」です。そのため、格式の高い場所や冠婚葬祭のようなフォーマルな場で「浴衣」を着用することはマナー違反。このような場では「夏着物」が選ばれます。
◇「浴衣」は遊び着
「浴衣」の起源は、平安時代の貴族が蒸し風呂に入る際に着用した「湯帷子(ゆかたびら)」に遡ります。汗を吸い取るための入浴着や寝間着として発展しました 。
もちろん現代では、浴衣は主に夏祭り、花火大会、盆踊りといったカジュアルな夏のイベントで着用される「遊び着」です。
「浴衣」は、日常的な用途から生まれたため、公式な席には不向きな和装になります。
◇「夏着物」はフォーマルからカジュアルまで
「着物」は、もともと上流階級の女性が身につけた肌着から発展し、後に外出着として定着しました 。「夏着物」は、その素材や仕立てによって幅広いシーンに対応します。
冠婚葬祭のようなフォーマルな場、お茶会やパーティーといったセミフォーマルな場、さらには日常的なカジュアルな外出まで、多岐にわたる場面で着用されてきました。「浴衣」とは違って「夏着物」を部屋着や寝間着にすることはほとんどなかったのです。
◆着付けの違い◆
「浴衣」と「夏着物」の着用シーンの違いは、着付けにも大きく影響します。あわせる帯の種類や襦袢の着用の有無、履物の違いです。
◇あわせる帯の違い
「浴衣」と「夏着物」では、あわせる帯のバリエーションが異なります。
「浴衣」には半巾帯や兵児帯をあわせます。
「夏着物」はシーンによって、半巾帯、袋帯をあわせます。
◇仕立てと衿の違い
「浴衣」と「夏着物」は、どちらも裏地のない「単衣」仕立てです。「浴衣」は、太さが一定の「バチ衿」。「夏着物」には、「バチ衿」だけではなく、衿の太さを調整できる「広衿(ひろえり)」もあります。
■浴衣と夏着物の基本比較表

◇下着と履物の違い
「浴衣」と「夏着物」は、着用する下着と履物が違います。「浴衣」は透け防止と汗対策のために肌着を、「夏着物」は肌着の上に襦袢を着ます。
履物の違いは、皆さんもご存じの通り、「浴衣」は素足に下駄ですが、浴衣にぴったりの可愛いサンダルも人気です。
「夏着物」は、足袋に草履になります。
キモノレンタルとオムスビのお店WA・KKAでは、吸汗性と速乾性に優れた素材の夏の着物・単衣を揃えています。
お祭りや花火大会、気軽なお出かけには浴衣として! ちょっと厳粛な古都の散策には夏着物として!
旅のかたちによって、浴衣プランと夏着物プランから、お選びください。

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